Accommodation for Therapy Center – Centro Morchino, Switzerland

For
2006 Autumn Semester, Atelier Valentin Bearth (Bearth&Deplazes)
Description

スイス・ルガーノの外れの山に中に計画されたセラピー施設。
敷地は周りを木々に囲まれていて、かつてここではブドウが栽培されていたが、
その後敷地の真ん中を登山列車が通るようになる、ふたつに分断されてしまって、
半分は残っているものの残り半分は現在では放置されたままになっている。
この施設の利用者はここに数カ月間滞在して、野菜や植物を育てながら共同生活を送る。

この計画において重要視したのは、いかにしてこの土地が持つ記憶を再生し、
更新していくかということであった。
そこでいまだ断片的に残っているブドウ畑のあとを使い、
伝統的に使われてきたように土を止めておくための壁を粗いコンクリートで作り、
その間に木造の屋根をかけて空間を作る。
結果として内部空間は1メートル分土に埋もれていることになり、
滞在者は自分たちが育てている植物に囲まれて生活する。
そして、ルガーノ湖に向かっている前面だけに対して視界が開けることになる。
屋根は対角線上に折れ曲がっていて、プライバシーを守りながら、
空間の中に流れを作り出す。

この新しい施設の介入によって、敷地全体がブドウ畑の作り出す水平方向のつながりを通して
視覚的に再びつながることとなり、新たなランドスケープを作り出す。